12月11日(水)の7時間目(通常のLHRの時間)を80分とりまして、情報リテラシー教室を開催しました。リテラシーはもはや日本語になったしまった感じのある言葉ですが「その分野に関する知識や理解」という意味です。毎年行っていますが、多くはインターネットの危険性、SNSのトラブルに関すること、スマホの使用時間と健康の問題を取り上げ、どっちかというと「説教くさい」話が多いんですが、今年はひと味違ってました。講師を引き受けていただいた県教育センターの遠藤先生。生徒をどんどん巻き込んで、考えさせていただいてありがとうございました。
最初の話題は、オーストラリアで16歳未満のSNSを禁止する法律か可決され、SNSを運営する会社が大反発をしているという内容で、「なぜSNSを禁止したの?」というものでした。生徒はこの問いかけに、持参したタブレットやスマホをで「LiveQ」というリアルタイムでQ&Aを行うツール(クラウドサービス)を使って、自分の意見を書き込んで行きます。「オーストラリアだから」というとんちんかんやヤツから「SNSでの誹謗中傷が・・・」というよい子の代表みたいな意見まで、様々な意見が書き込まれました。
モンスターなどのエナジードリンクより、実は玉露入りの抹茶やコーヒーの方がカフェインをたくさん含んでいる。それなのに、なぜみんな徹夜するときとか「モンスター」を飲むのか?という話はとても面白かったです。広告にだまされているんですね。でもそれを注意喚起するだけじゃなくて、そういうところにビジネスチャンスがあるんだというところがなかなか素晴らしい視点だったと思います。
救急車の話もとてても面白かったです。動画でどうぞ。
最後は、カフート(Kahoot)を使って、クイズ。3問だけでしたがとても盛り上がりました。
高校生のスマホの使用時間にも驚きでした。一体何するために生まれたの?と説教したくなるんですが、この教室では、「皆さんはそういう社会で生きていくんです。」という筋が一本通っていた気がします。どうするべきなのかは生きていくあなたたちがちゃんと考えなさいということですよね。