期末試験も終わり、1年生の『科学と人間生活』は実験のシーズンになりました。この時期の実験はめちゃ暑いです。実験室にもエアコンを入れて欲しいですね。今日は11HRで実施しましたが、暑いのに文句を言うのも忘れて、結構集中して頑張ってました。まあ、生徒はハンディの扇風機を肌身離さず持っていますけど。
金属のイオン化傾向の違いで、酢酸鉛の水溶液に削った亜鉛(Zn)の粒を入れると、溶液中のPb2+(鉛(Ⅱ)イオン)がイオンをやめて、代わりにZnがZn2+というイオンになる選手交代劇が起こるという実験です。見所はなんと言っても、イオンをやめたPbが結晶して樹状の結晶を作るそのスピードと、結晶の美しさです。顕微鏡の視野での出来事ですが、実際に樹状の結晶していく様子を見た生徒からは「おーーーー!」とか「きもい!」とかの声が上がっていました。僕はとても美しいと思いますけど。
令和の時代に合わせて、結晶をスケッチするよりタブレットのカメラで撮影。成長過程を動画で上手に撮るために2,3回チャレンジした生徒もいたようです。





生徒の撮った写真や動画は、そのうちここにアップします。Web上の動画を載せておきます。解説もしっかりしてくれていますので、復習にもいい動画です。実際に撮影した生徒の諸君は、これだけ綺麗な動画を撮るのは結構難しいってことが実感できるはずです。みんながやったタブレットを手持ちして、接眼レンズの覗かせるような方法じゃ難しいです。カメラをしっかり顕微鏡に取り付けないと無理ですね。