商業系4学科閉科式

お知らせ
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長らく続いた本校の商業系4学科の最後の卒業生が明日で卒業となり、商業科、会計科、経営情報科、国際経済科の4学科が閉科となります。これで来年度、本校の商業科は商業マネジメント科、情報ソリューション科の2学科への改編が完成することになります。商業科という学科名は昭和25年(1950年)の 高等学校再編成で、普通科、商業科、農業科、林業科、家庭科の5学科設置されて以来、ずーっと使用されてきましたが、来年度からは使われなくなります。(ちょっと面倒ですが、大学科としての分類名としての商業科は残ります)

閉科にあたり、各学科の卒業生代表から挨拶をしてもらいました。

昭和25年に設置された商業科も、いよいよ73年もの長い歴史に幕を下ろします。商業科では、簿記や情報処理、マーケティングなどの幅広い専門科目を学び、地域と密着した活動の中で商業の学びを深めてきました。商業科の仲間達と共に学習に励み、継続して努力する力を身につけ、自分自身を大きく成長させることができた3年間でした。最後となった今年度は、学校行事の制限もなくなり、たくさんの思い出を作ることができました。進路活動でも一人ひとりがしっかりと責任を持ち、自分の目標を実現することができました。商業科での3年間は、自分にとってとても大きな財産です。この経験を糧にして、今後もそれぞれの進路先で頑張っていきます。 

商業科代表 中村まひる

27年前の平成9年に設置され、先輩方が様々な歴史を残してくださった会計科も、私たちの代で幕を閉じることとなりました。3年間学んだ私たちの学科が閉科してしまうことを寂しく感じます。会計科は財務会計や原価計算など簿記の授業が多く、内容の理解に苦労することもありました。しかし検定前になると、皆で放課後も一生懸命勉強に励み、共に支え合いました。苦労した思い出も今となっては懐かしく、とてもよい思い出となりました。1,2年生の皆さん、高校卒業まではあっという間です。特に3年生に進級してから進路活動が始まるまでは時間の流れを早く感じます。高校生活での思い出をたくさん作りながら、将来自分のやりたいことを真剣に考えておいてください。 

会計科代表 甲斐愛海

経営情報科では、主にITの知識やプログラミングの技術を身に付けると共に、経営に活かすための商業の学びに取り組んできました。2007年に設置されて以降、多くの人がそれぞれの進路へと旅立っていきました。経営情報科の1人として、この3年間仲間達と共に学び、成長し、多くの思い出を作ることができました。得た知識や経験を将来に活かし、これからも新たな挑戦に向かって成長していきます。これから富島高校を引っ張っていく皆さん。情報化社会はさらに進んでいくと思います。私も入学当初は苦手意識がありましたが、学んでいくにつれて情報の面白さに気づきました。失敗を恐れずチャレンジしてみてください。富島高校の先生方は全力でサポートしてくれます。これまで関わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。

経営情報科代表 黒木奈菜

富島高校を支えてきた国際経済科も、今34年の歴史に幕を下ろそうとしています。国際経済科は、平成元年に設置されて以来、数多くの卒業生を輩出してきました。ボランティア活動や地域活性化活動、学校行事など、先輩から後輩へと受け継ぎ築き上げた34年間だったと思います。 地域住民の方々や保護者、先生方など、多くの人に支えられ、愛されて、国際経済科は一人ひとりの魅力を最大限に光らせることができました。私たちの築き上げてきた証である国際経済科が閉科すると思うと、少し寂しく感じます。しかし、時代に合わせて変化していく新学科や学習内容、そして後輩の皆さんを見て、新しい風が富島高校をさらによいものにしてくれるだろうと信じています。青春の夢を胸に持って、富島高校 国際経済科を卒業できることを誇りに思います。  

国際経済科代表 清水咲良