校長挨拶
本校は大正5年に東臼杵郡立農業学校として設立されて以来、宮崎県立富高農学校、宮崎県立富高実業学校と校名を変更し、昭和23年に現在の宮崎県立富島高等学校となりました。東臼杵郡立農業学校設立から数えて105年、富島高等学校となってから73年を数える、歴史と伝統のある学校です。全日制課程は、普通科、商業科、農業科、林業科、家庭科の5学科を備えた時代もありましたが、昭和39年に農業科・林業科が門川農業高校(現門川高校)として分離独立、昭和50年には普通科が日向高校として分離独立しました。
その後、幾度かの学科改編を経て、現在では、商業科、会計科、経営情報科、国際経済科、生活文化科の5学科5クラスが設置されています。定時制課程は、昭和23年に農業科が設置され、昭和28年には商業科が置かれ現在に至っています。
両課程とも現在までに、多くの有能な人材を輩出し、県内はもとより全国各地で卒業生が活躍しておられます。近年は、多様な個性に対応できる学校、心豊かで社会に有為な人材を育成する専門高校として、地域社会をはじめ、高い評価を受けており、そのことが、進学先、就職先の充実ぶりに表れています。
さて、本校の校訓、「自立、友愛、創造」には「己の個性を伸ばす自立の心を育て、信頼と協調により友愛を深め、心豊かな生活をめざして創造力を伸ばす」という、生徒の生涯を設計する際の指針が示されているところです。人生の中でも大変重要な3年間を、富島高校で過ごしてもらうことに対して、職員一同責任感を持ち、真摯な姿勢で日々努力しているところです。
また、昨年度より校訓に加え、学校スローガンを「全力 TOMIKO!」と定め、何事にも全力で取り組もうと決めました。学校の正門に、大きく掲げていますので、一度ご覧ください。
中学生のみなさんは、今後、進路選択を行っていくこととなりますが、ここでの閲覧をはじめ、動画などを視聴されることで、進路決定の材料の一つにしてもらえると幸いです。本校のスクールミッションとアドミッション・ポリシーなどで、富島高校の役割、教育方針、どのような生徒を求めているのかなどを確認ください。
これからも富島高校は、歴史と伝統に支えられながら、生徒が多くの夢を持ち、それを実現するために生徒と教職員が夢中になって、チーム「富島」として一歩一歩前進していきます。そして、創立110周年に向けて、教職員が一丸となって「信頼される学校づくり」に邁進して参りますので、今後とも、本校の発展のために、なお一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。